MT4の唯一の欠点

裁量トレードは、TradingViewに劣る

プロトレーダー御用達のTradingViewを参考にしたわけでも、真似たわけでもありませんが、MT4の操作性を向上させるとたどり着くところは、機能的にほぼ同じようになるということです。

radingViewを使ってみるとわかりますが、操作方法も完全にMT4に酷似しています。基本的にオブジェクトをパレットから選んで使うという点で同じですが、洗練されたものになっています。

裁量トレーディングツール・ベーシックパッケージは、操作性の向上という目的は同じですが、より迅速に操作を行う為に、主にショートカットキーを使った操作にしました。
パレットから選んだり、メニューから操作するよりも一瞬で水平線やトレンドラインなどを引く方が少し慣れれば圧倒的に効率的だからです。

TradingViewの方が優れている点

現行バージョンでは、TradingViewの方が、作成できるオブジェクトの種類が多いです。裁量トレーディングツール・パッケージでは、BS_Object_Creatorというツールでオブジェクトを作成しますが、水平ライン、トレンドライン、平行チャネル、フィボナッチリトレースメントなどニーズの高いオブジェクトに限定されます。今後の使用ニーズによっては、MT4で利用できるすべてのオブジェクトを対象に次期バージョンを計画しています。

TradingViewは、あらゆるところにアラートが設定できますが、裁量トレーディングツール・ベーシックパッケージでは、ろうそく足と水平ライン、トレンドライン、移動平均線との交点および、移動平均線のクロスとパーフェクトオーダーのアラートのみの設定になります。
実トレードにおいて、単体のアラートでこれ以上に必要なのかは疑問ですが、構想としては、単体のアラート機能よりも、例えば、4時間足120emaと20emaクロスかつ20emaへの押しや戻りというような組み合わせアラートの方がより実践的なので、そうせならこちらを検討としたいと思います。
それと、TradingViewは契約するプランによってアラート設定数に上限があります。

TradingViewには、スクリーナー機能がありますが、裁量トレーディングツール・ベーシックパッケージには、これと同等機能はありません。
近い機能としては、スクリプト型ツールで各時間足毎のボラティリティーを出力するものや、現在からさかのぼって移動平均線のクロスやパーフェクトオーダーを見つけ出して、対象チャートを自動的にオープンさせるといった独自(画期的?)なツールは別プランで提供する予定です。

TradingViewより優れている点
裁量トレーディングツール・ベーシックパッケージの最大の売りは迅速なオブジェクトの作成です。使うとわかりますが瞬時にラインが引けるメリットは、チャート分析が迅速にできるだけではなく、確実に分析の思考力が向上します。
また、トレンドライン→チャネルライン→FIBOチャネルへ変換、FIBOのリバース、水平ライン→レイラインをショートカットキー一発で行うことも可能です。
すべて、トレーダー目線で開発しています。

タイムリレーションという独自機能を実装しています。これは、オブジェクトのカラーとタイムフレームを関連付けることで、下位足のオブジェクトを上位足に表示しないことが可能になります。
たとえば、同一通貨で週足・日足、4時間足でスイングトレード、4時間足と15分足、1時間足と5分足でデイトレード、15分足と1分足でスキャルピングを行った場合、下位足のラインを上位足に表示するとチャートはラインだらけになってしまい使い物になりません。タイムリレーションを使うと上位足には下位足で作ったオブジェクトを非表示にできるのでチャートがすっきりします。
タイムリレーションはBS_Object_TimeRelationというツールを使い、予め登録したショートカットーを押すことでオブジェクトのカラーとタイムフレームが関連付けされます。

TradingViewは分析ツールとしては機能しますが、実際のトレードツールとしてはTradingViewが使えるブローカーでしか使えません。FXではオアンダくらいです。
裁量トレーディングツール・ベーシックパッケージはMT4上のツールなのでMT4を採用しているブローカーなら使えます。

TradingViewに比べて圧倒的に価格が安い。
TradingViewの最上位プランPREMIUMの定価(1年契約)約75000円 の一か月分を目安に価格設定しています。

裁量トレーディングツールの機能/TradingView比較